EDI(電子データ交換)について
企業間の商取引のためのデータを、通信回線を介してコンピュータ間で交換すること。
交換するデータは、見積り作成に始まって、受発注・請求・決済に至るまで取引のあらゆる領域に及ぶ。紙の伝票をやり取りしていた従来の方式に比べ、情報伝達のスピードが大幅にアップし、事務工数や人員の削減、販売機会の拡大などにつながる。2000年代に入ってから導入が加速しており、ゆくゆくは商取引のスタンダードになると言われている。
メリット
もちろんあらゆる取引先とのすべての商取引をEDI化することは、あまり現実的ではありません。しかし、少なくともEDI化した取引については、「人手を介した取引業務」という作業工程自体を無くすことができますので、必然的にミスも漏れも発生しにくくなることになります。
各社の事情は様々
A社
連携システムを開発し、省力化を図りたい!
B社
システム開発をするだけのメリットがない!
導入方法は2通り
基幹システムに直結!
基幹システムにはいれない!
導入が簡単・国際標準EDI・自動処理機能・標準搭載機能が充実
EDI導入事例のご紹介
直接EDI方式
日東工業株式会社
実はEcoChangeを開発されたグローバルワイズさんを宮地電機に、ご紹介くださったのが日東工業様です。
はい。当社には宮地電機さんにもご利用いただいている「ジャストライン」というWeb販売サイトがあります。別の取引先とのEDIでEcoChangeを導入し、その関係でグローバルワイズ社から情報を得ていましたので。 私どもにとりましても直接EDI方式の導入はメリットなんです。うちからデータを入力する手が離れますから。お客様に入力してもらえるとそのままデータを飛ばせるので省力化できるんです。従来のFAX・メールのやりとりでは専任の社員や契約社員を使っての対応が必要でしたが直接EDI方式の導入による効率化で専任者が必要なくなりました。
それでは現在、その方々はどうしておられるんですか?
今は営業フォローにまわってもらっています。これまでチャレンジしたことの無かった見積り業務なども。
そういった意味ではEcoChangeの導入で職種が変わる方々も出て来られるかもしれませんね。業務の内容が変化されたと伺いましたが、いかがですか?
以前は主に受発注に関する業務でしたが、お客様への対応は最優先ですので残業時間も多かったです。 今は残業時間も減り、そして別の仕事に関わる時間が増えました。 見積り業務など新しいことに取組んでいますが、やりがいを感じています。
EcoChangeを導入して良いことづくめなんですが、例外的に大きな案件・件名の時は製作指示書を受けなければいけないから直接やりとりをするということがあります。新規図面が発生しますから。
なるほど。標準品ばかりではございませんからね。
逆に標準品の流れは、人の手が全く必要ないと言えます。 この「ジャストライン」をご利用いただく方には価格交渉もないですし、在庫照会や便が着く・着かない、といったやりとりから手が離れました。その分案件に力を入れられます。
では、あえてネガティブなことをお聞きしますが、このような完成されたシステムに頼る場合、システムダウンのような緊急事態が起こった際のご対応はお考えですか?
実は以前、システムがダウンしたことがありました。「どうするんだ!」となったのですが、バックアップしていたデータを受注センターに送って事なきを得ました。私どもは各営業所にバックアップを取ってありますのでいざと言う時は何とかなります。
そういった備えも必要ですね。
直接EDI方式だと手を煩わすことが減る分、今まで出来なかった仕事が出来るので、やはり会社として全員助かっていると言えますね。
関節EDI方式
株式会社フジデン
EcoChangeを導入される以前は、どのような受発注の方法でいらしたんですか?そして何か問題点はございましたか?
ほとんどがFAX・メールのやりとりでした。ですから経費、特に紙と通信費がかかっていました。
紙と言うのはFAX用紙のことですか?
はい。かなりの量でした。そして、メールでのやりとりはマンツーマンにならざるを得ないので複数で分担しづらい面がありました。情報の共有が難しかったんです。
間接EDI方式を選択されたのはどのような理由ですか?
フジデンは商社ですので、商品ごとに「メーカーから出庫するのか」「倉庫から出庫するのか」、など人の判断が必要になってきます。そして社内規定上、基幹システムを使っての自動処理が許可されていませんのでこちらの方式を採用しました。
導入されてみていかがですか?
やはりまず経費が削減できたことが良かったです。FAX用紙だけではなく、PC画面上で処理が完結するのでプリントアウトが要らず、ペーパーレスになりましたし。そして発注データの共有ができるようになったことや、過去の発注データも検索できるようになったので時間がかからず随時回答がしやすくなったことなど有難いことばかりですね。
間接EDI方式の場合『基幹システムへは手入力』という作業が残ることがデメリットかと思いましたがフジデン様のような商社の特性を考えると、フレキシブルな対応ができるこちらの方式がベストマッチですね。
人的な作業が入る分、誤受注や誤発注が増えますが、注文データを受けて納期連絡するまでは自動化されるので誤入力の確率は減ります。
自動化される分、確認や補足など問合せは増えませんか?
いいえ、むしろ少なくなりました。備考欄にコメントを入れてくださいますので。
では、あえて旧来のやり方の方が優れていると思われるケースはございますか?
大きな物件(案件)の場合は人的やりとりの方が良いかもしれませんね。チャーター便の手配や、何t車が何時に着く、その他納期の段取りなどの打合せは直接行った方が良いですね。
他にも何かご要望があれば伺いたいです。
バージョンⅠよりバージョンⅡ、と機能は良くなっていますね。例えばⅠで出来なかったレイアウトの変更がⅡでできるようになったり。そしてExcelでダウンロードやアップロードができるようになってデータが処理しやすくなりました。要望としては、緊急手配の時にまずはFAXなどで受けますが、PC画面上に「手配済」とフラグが立つと事務所内で誰が受けたか分かるなど、探す手間も省けて助かると思います。
貴重なご意見をありがとうございました。
宮地電機 EcoChange導入の場合
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EcoChangeを導入されている会社とされていない会社では、業務効率の面でどのような違いがありますか?
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まず、ECOChange導入でなんといってもスピードが違います。特に取引先の中でも照明メーカーの場合、特殊な加工を除いた標準品で型番がはっきりしていれば流通が驚くほど速いです。
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MD(マーチャダイジング)課の動き方に変化はありますか?
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担当者同士の効率が上がりました。様々な所で時間短縮が図れています。EDIを介すると回答が速いんです。そして手入力の手間は省けるし。例えばFAXの場合、書き文字の判別による間違いが起こるなど余計な手間がかかっていましたから。EDIだとデータを加工することがほとんどありませんから、ミス自体が減るんです。
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他にはどんなメリットがありますか?
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メールを送信する時、アドレス帳から送信先を選択しますが、そこが間違うポイントでもあります。また添付資料を選ぶ時も間違いポイントですね。そのメールの手間というのが驚くほど楽になりました。なにしろ同一の画面で操作が完結できますから。
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EDIを導入された会社同士の繋がりもできるのですね?
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はい。ですから業界全体に波及すれば、業界全体の業務効率化に大きく貢献できると思います。煩雑な手続きなどはありませんし、宮地電機がお手伝いしますので、たくさんの企業のご参加をお待ちしています。