平成29年四国照明賞 多田善昭の新しい仕事場
香川県 丸亀市 / 多田善昭の新しい仕事場
照明設計 / 宮地電機
施設の概要(施設の用途、規模、特徴)
多田善昭の新しい仕事場は、「柱が主役となる空間の創造」を目指して木造貫構法で新築された建物である。主役の柱は柱頭を貫で繋ぎ、柱脚を基礎外部と大引きで固定し自立させ、貫を外部まで突き出すことにより深い軒を支えている。耐力壁のない開放的な仕事場空間を実現することから、照明設備もできる限り建築に溶け込ませ、光だけを取り出す工夫が随所に盛り込まれている。
照明設備(光源、器具、照度、照明の特徴)
特徴の一つである玄関アプローチの照明は、光を大屋根の軒下にバウンドさせた柔らかい光で、来客者を出迎える照明設備となっている。来客者はスリットの光を跨ぎ玄関ホールへ入る為、特殊な拡散材を含んだ厚さ22mmのアクリル材を採用し、グレアを抑える工夫をしている。