令和元年照明普及賞 北川村あったかふれあいセンター ゆずの花

高知県 安芸郡 / 北川村あったかふれあいセンター ゆずの花
照明設計 / 宮地電機

施設の概要(施設の用途、規模、特徴)

在来工法の宿泊棟としCLT工法による交流棟の二棟からなる簡易宿泊施設。 開口部が広く、外光をうまく取り入れている。 交流棟はCLTシザーストラス屋根となっていて交互に組み合わされたCLT パネルが天井仕上を兼ねている。多目的サロンは幅9.5m×奥行16.5mの 柱のない空間が広々と広がっている。
延べ面積:429平方メートル
最高の高さ:6.245メートル。

照明設備(光源、器具、照度、照明の特徴)

照明はすべてLED照明を採用し、宿泊棟と交流棟は3500Kの間接照明を 主照明としていて眩しさのない柔らかな空間となっている。 開口部が広いこの施設は昼光がとてもよく入るため、やや暖かく感じる 3500Kの温白色を使用することで木の温もりを感じさせながら昼光とも 調和のとれた照明となっている。また、間接照明には4907ルーメン、 4876ルーメンなどハイパワーなものを採用し、交流棟のCLTパネルや 宿泊棟の木造の梁や天井にバウンドさせることで、建築の立体感を強調し、 天井をより高く感じさせながら、明るさを確保している。