令和元年四国照明賞 フタガミ双葉台オフィス-Koba-

高知県 南国市 / フタガミ双葉台オフィス-Kōba-
照明設計 / 宮地電機

施設の概要(施設の用途、規模、特徴)

フタガミの新社屋は、従来プレカットを行っていた鉄骨構造の工場(約1400㎡)内に 在来工法による3つのワークエリアが設けられており、住宅事業、ホームセンター事業、車用品事業、専門店事業の4事業体が集結するオフィス空間の構成となっている。 工場の建物はほとんどそのままに、その中に新しい建物を造ることで「歴史」と「未来」が共存する建物として具現化されている。

照明設備(光源、器具、照度、照明の特徴)

オフィス空間でありながら、クリエイティブな空間を演出するために基本となるLED 照明は色温度3500K、演色評価数Ra96のスポットライトを主に設計されている。 本事務所の机のレイアウト変更に伴うことから、フレキシブルなライティングが行えるように配線ダクトレールを採用した。また、勾配天井のため、天井面を広角スポットでライトアップし、レールをワイヤー吊りとすることで空間を圧迫しないように配慮した。接客スペースは色温度を2700Kまで下げ、間接照明やオブジェ効果のある意匠照明を用いることでくつろぎ感とオリジナリティの高い空間を演出している。